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メモリーディスクの役割を果たすコーチ 2
2007 / 04 / 27 ( Fri )
こんにちは、水田です。
コーチングのブログへようこそ。


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前回から続いています。
主にこのシリーズでは
水田のコーチングの方法論
というものを扱っております。




記事を読んでいる方々は、
「聞く」という行為の面白さを感じていただいたり、
普段のコミュニケーションのエッセンスになるものを
持ち帰っていただけたらな、、、と思います。




前回の記事では、
重要な事柄やキーワードというものは、
何週間とか何ヶ月とかいうスパンを置いて、
また必ず表面化してくるものだというお話をしました。




だから、コーチは
緊急性を要さない事柄については、
焦らず騒がず最適なタイミングを計る。




そう、
ここでの第一のポイントは、
「慌てない」ということですね。




もちろんクライアント自身は無意識であるから、
それが何度も自分のなかで繰り返されている
パターンやキーワードであるということには気づかない。




それが再び出現したときに、
すかさず、コーチは“タグ”を打ってあげたいわけですね。




これは実は思う以上に、
高度なテクニックなのだけど、




「○○さん、以前もその言葉を口にしていましたよね」




「え、、、そうですか?!」




「ええ。
前回は、××という状況で、
口にしていましたよ。
そして、今回、また同じような状況で
同じような言葉を口にしている。


けれども、それは以前より
さらに確信に満ちたものになっている
ように聞こえるのですが、いかがですか?」




クライアントが前回の状況を
より思い出すことができるように、
前後の状況も加えた丁寧な掘り起こしをしてあげたい。




当然、以前のセッションで
クライアントが何気なく
口にしている言葉から、


この言葉が近い将来、
必ずこのクライアントの
ポイントになってくるという
認識及びアンテナが立っていないと、


たとえ、コーチ自身が
詳細なセッションログを残していたとしても
こういうフィードバックをすることはできないですね。




もっともこれは聞き取れていなくても、
誰にもバレることはないのだけれど。 笑




なぜならば、これはクライアント自身が
コーチからフィードバックされて初めて、
目から鱗が落ちることなのだから、
それを口にしないからといって、
コーチ自身が責められることはない。




しかし、コーチの真価が試される場面というのは、
本当はこういう場面なのだとぼくは思います。




コーチは、ワンセッションはいうに及ばず、
数週間、ときには何年というスパンで、
セッションを見る目が要求されている。




そこを見越した言葉を拾い、
場合によっては、状況に応じた言葉を
前もって投げかけておくということですね。




これをぼくは「言葉の種を撒いておく」と表現しています。




アイスブレイクでの会話が
その日のテーマの解決につながっているときなどは、
クライアント自身も気づくことがありますね。




これはもっとも短いスパンでの「種」です。




しかし、多くの場合、
そのインパクトは
数週間、数ヶ月、
場合によっては、
数年を見越したものになりますから、
おそらく、その直接的な引き金になった言葉を
クライアントが覚えているということは少ないと思います。




また、そこまで長い年月になると、
コーチ自身、必ずしもそれが芽吹くとは
限らないということを知っている。


しかし、それは確実に
これからのクライアントの行動に
インパクトを与える可能性があることを、
考えているのですね。




これはセッションの「未来図」を描くという
コーチ自身の能力に分類されることだと思います。




セッションが続く場合は、
折に触れて、
さりげなくその言葉の「種」を
植え付けていく。




もちろん、ぼくよりコーチとしての
キャリアを積んでいるコーチも多いけれど、


実際問題として、
そこまでの視点と
フィードバック力を持ったコーチは、
ぼくが接したり、あるいは知っている限りでも、
それほど多くはないように思います。




ライフを扱うか、
ビジネスを扱うかという
違いもあるかもしれません。




これはコーチのヒアリング力に
関する部分なのだけれども、




特に「価値」や「人生全般」を
扱うような事柄に対しては、
このようなコーチの視点は
必要不可欠であるとぼくは思います。




この「時間差でのフィードバック」という存在。




どちらのコーチングが難しいとか
優れているとかではなく、
この点がビジネスコーチングと
ライフコーチングのもっとも異なる点かもしれません。




なぜならば、ある程度の
スピード感が必要とされる
ビジネスコーチングに対して、


ライフコーチングでは
より広く深い領域、


つまり必然的に
クライアントの価値観を
扱うことが多くなるからです。




この「価値」や「人生全般」を扱う事柄に対しては、
数週間、ときには何ヶ月かの間を置いた
フィードバックは非常に強力であり、


クライアントのなかで、
今までノーマークだったキーワードが、
初めて強い意味を持って立ち上がっていく瞬間となります。




コーチは常に先を見通す目、
そして、言葉のパスを出しておきたいのですね。




なんだか知らないけど、
そんな水田に
一度話を聞かれてみたいと思った人は、
連絡をしてみてね。




ではまた次回




<関連記事>
「メモリーディスクの役割を果たすコーチ 1」

「メモリーディスクの役割を果たすコーチ 3」
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